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編集プロダクション ホームページ制作│ユンブル

福田正博さん│編集プロダクション ホームページ制作│ユンブル
テレビやラジオ、雑誌などマスコミと、一般人向きの講演会や健康セミナーで糖尿病や肥満症、メタボリックシンドロームなどに関するアドバイスでも活躍中。
ユンブル・キーパーソンズ File.08―01

福田 正博さん

Masahiro Fukuda
ふくだ内科クリニック 院長

新大阪にある糖尿病外来クリニック院長
大阪府内科医会会長の役割も
診察も笑顔も素敵な、人気者ドクター

編集部より
 福田先生とは、ユンブルが制作する健康系雑誌やウエブニュースの記事に、コメントやアドバイスをいただくことをきっかけに出会いました。その後、複数の書籍を著され、その企画編集も弊社が担っています。

 先生のわかりやすいことば、適格で読者が実践しやすいコメントが読者にとても好評で、いつも質の高い取材ができることに感謝しております。

 そして、その過程で接することができた福田先生のあたたかいお人柄、内面から優しさがにじみ出るような笑顔がとても印象に残る方です。
 
 糖尿病患者の治癒のために、日々多彩な活動をとおしてご活躍中の福田先生に、糖尿病や肥満のこと、医師という職業のこと、またライフスタイルについておたずねします。

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成人の27%が糖尿病か予備群 4割は未治療

――先生にお会いするまで、糖尿病を治療するには、大学病院や総合病院に行かないといけないと思っていました。先生のクリニックのように、「外来で気軽に通える糖尿病専門の街のクリニック」があるということはまだ、一般的にはあまり知られていないと思うのですが…。

 確かに、まだ少ないですよ。大阪府下で20件くらいかな(2006年8月現在)。病院を辞めて独立している医者が増えてきてはいるけど。それに、法律の問題があります。今の法律では医師法の関係で、「糖尿病科」という看板が出せない。まあ、院内の掲示とホームページではうたってもよくなったので、昔にくらべると多少は伝えやすくなったのですが。

 やっぱり情報を公開できないとなかなか広まらないですからね。患者さんの立場に立つと、気の毒に思います。

――患者は情報を待っています。自分の住む地域にそんなクリニックがあるとすごくありがたいと思います。先生のクリニックでは具体的にどのような糖尿病の治療をされているのでしょうか?

 主に食事療法です。専任の管理栄養士がいて、午前中の毎日と、水曜日は夜診でも栄養指導をおこなっています。そのほかに予約制で食事量の調査とか、「記憶法」といって普段の食生活に関するアンケートと実際に食べたものを表に書いてもらってそれを計算する方法もあります。

 最近ではデジカメやケータイで食事を撮影して送ってもらうこともやっています。書くのは面倒という人にも、「ご飯の量が多そうだ」とか「野菜が少ない」と指導しやすいのがいいですね。食事療法以外には、インスリン注射の導入や糖尿病に関する講演会を開いて患者さんに病気を知ってもらったり、運動療法の一環として、日曜日に、スタッフと患者さんとで奈良に花見に行ったり、紅葉狩りに出かけたり。それに、糖尿病患者のイベントであるウォークラリーに参加したりもしています。昨年は、ふくだ内科クリニックチームが優勝したんですよ。

 あ、これ、毎年開催するウォークラリーは、ユンブルさんにも取材をしてもらったことがありますが、けっこう大規模なイベントです。コースを決めて、病院のグループごとに歩き、順位を競ったりするものです。年々、参加者が増えてきましたよ。

――取材中に先生からお聞きした、糖尿病患者の数があまりに多いので驚きました! 誰もが、明日は我が身と思えるような数字ですね。病気への心がまえなど、どう考えればいいのでしょうか。

 予備群を含め、2300万人を超えました(平成23年度厚生労働省「国民健康・栄養調査」で、成人の27.1%が糖尿病がその予備群という結果)。そのうち4割近くの人が、「糖尿病と診断されたが治療を受けていない」と言います。ご自身の体の中で起こっている糖尿病の存在に気付いておられない人が多いということです。我々は、それを最も危惧しています。

 糖尿病は、どこかが痛くなるという症状がありません。ある日突然、眼が見えなくなって眼科に行ったら「糖尿病が原因だと診断された……」と嘆く重症患者もいます。

 10年前の検診でひっかかったときにはたいしたことはなくて、気付いたら進行しているという例もある。糖尿病を甘く見てはなりません。

 毎年検診を受けて、血糖値が上がってきたら早めに内科医に相談することが大切です。悪くなると、網膜症や腎症、心筋梗塞や狭心症といった合併症をともないます。それに重くなればなるほど医療費もかさむ一方なので、早めの予防が一番なんです。

 検診でひっかかった時点ではすぐに受診して、心を決めて生活を自己管理してください。そうすれば、薬を飲む必要もなく、改善する患者さんは多いですからね。

 ただ、糖尿病は生活習慣病といわれていますが、遺伝体質によるところも大きい病気です。体質が強い場合、生活習慣を見直すだけでは治りにくいこともあるのが難しいところ。それに、年をとるということも危険因子のひとつになります。いったん悪くなったらなかなか元に戻りにくい病気なので、早め早めの対処がもっとも効果的です。

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PROFILE・プロフィール
福田正博さん│編集プロダクション ホームページ制作│ユンブル ふくだまさひろ・1956年大阪市生まれ。大阪府内科医会会長、糖尿病専門医、医学博士、ふくだ内科クリニック(大阪市西淀川区。新大阪駅近く)院長。

滋賀医科大学卒業後、大阪大学第四内科に入局、糖尿病の専門に。米国ハーバード大学ジョスリン糖尿病センターでの2年間の留学を経て、帰局。純幸会豊中渡辺病院の内科部長勤務後、1996年11月に、糖尿病専門外来の「ふくだ内科クリニック」を開設。オリコン・メディカル「患者が決めた!いい病院 近畿・東海版」でも紹介される。ばりばりの大阪弁で、パソコン、オーディオ、アマ無線、車、本、旅、グルメ…と、楽しそうに趣味を語る人でもある。

AERA増刊 日本初! かかりつけ医を探すガイド 日本の家庭医1435人』(朝日新聞出版)、『迷ったときの医者選び 関西 名医は名医を知る』(角川SSC)など、多くの媒体で名医として紹介されています。

ドクターモグの愛称で親しまれ、著書などには得意の川柳も披露。ソフトな大阪弁の語り口調が持ち味で、「患者さんが理解しやすいことばで治療を」というモットーで行なわれるその治療は、医療や体質改善指導だけでなく、心理面にも及び、多くの患者からの信頼を集めています。

著書に、
『専門医が教える 糖尿病は「腹やせ」で治せ!』(アスキー新書)、
『専門医が教える 糖尿病ウォーキング!』(アスキー新書)、
『専門医が教える5つの法則 糖尿病には「腹やせ」が効く!』(マガジンハウス)、
『専門医が教える 糖尿病食で健康ダイエット』(アスキー新書)
『専門医が考えた 糖尿病に効く「腹やせ」レシピ』((洋泉社)
『糖尿病は自分で治す!』((集英社新書)
弊社の企画編集です!

ふくだ内科クリニック 大阪市淀川区宮原1-6-1 新大阪ブリックビル 2F TEL:06-6398-0203 JR・地下鉄御堂筋線新大阪駅から北へ、徒歩すぐ。


福田正博氏自画像│編集プロダクション ホームページ制作│ユンブル
福田正博氏自画像│編集プロダクション ホームページ制作│ユンブル
↑多趣味の先生は、イラストもお得意。これは自画像で、当HPのための書き下ろし!
大阪DMウォークラリー│編集プロダクション ホームページ制作│ユンブル
↑全国で展開されているDM(糖尿病)ウォークラリーの、2005年大阪開催イベントに参加した「ふくだ内科クリニックチーム」。ユンブルも、雑誌の取材で参加し、その 参加人数の多さにはただ驚くばかりだった。左端が福田先生。場所は大阪市鶴見区の花博記念公園鶴見緑地。参加者の皆さんは「先生や看護師さんと親しくなれる」 「元気になる」と口々に話していた。 │編集プロダクション ホームページ制作│ユンブル
↑同イベントでは、出着地点の会場で、大阪府内の医療機関の医者、看護師、栄養士たちのボランティアによる「医療相談」「栄養相談」「血糖値測定」「体脂肪測定」「血圧測定」など 、多くの利用無料コーナーが設置されて大賑わい。大阪の専門医たちによるこの病気への取り組みの熱意が伝わってきた。


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