ユンブル
編集プロダクション ホームページ制作│ユンブル

ユンブル・キーパーソンズ File.08―02

福田 正博さん ふくだ内科クリニック 院長

新大阪にある糖尿病外来クリニック院長
大阪府内科医会会長の役割も
診察も笑顔も素敵な、人気者ドクター

前へ≪    ≫次へ


糖尿病専門医になったのは、偶然の出合いです。

――先生はどのようなきっかけでドクターに、また糖尿病の専門医になられたのですか?

 父親が開業医で、その背中を見て育ったもので、子どもの時から医者になると思っていました。医者がどういう仕事なのかはなんとなく見ていたしね。

 大学を卒業する時の、内科か外科かと進む道を選ぶ時点では、迷わずに内科を選びました。外科は、本で勉強する科ではなく、体で覚える科です。頭でどれだけわかっていても手術ができなければ外科医としての存在はないわけです。

 そのためにも親方徒弟制度というか、先輩について技術を身に付ける必要があります。いわゆる体育会系なんですねぇ。また手術でお腹を開けてからゆっくり悩んでいる時間などないわけで、即断性が要求される。性格的にのんびりしている僕には、内科のほうが向いていると思いましたね。

 その後、大阪大学の内科に入局したときに配属されたのがたまたま「糖尿病」の研究室だったことから、糖尿病専門の道に進みました。偶然の出合いです。。

――医師の世界、興味深いです。一般的にお医者さまの専門は、そのようにして決まっていくのですか。

 医局のどこに配属されたかが、その人の将来にわたるバックボーンになる可能性は高いですね。その時点で自分の希望がかなうこともあれば、運命にまかされてしまうこともある。

 僕の時代は、大学を卒業すると同時に医局と大学病院に入って、まず2年間大学病院で患者さんの臨床をする。臨床が終わったら、医局で動物実験とか遺伝子といった基礎研究に入る。ほかにも、半年間だけ病院で臨床して大学院で研究に入るコースや、関連の病院に2年間出向して臨床する人もいる。そのまま病院にいついて臨床ばかりをずっと続ける人もいたりと様々だけど、一般的には病院からいったん大学に戻って基礎の研究をするわけです。

 だいたい昔は、まずどこの医局に入ったかいうことで決まりましたよ。たとえば外科でも心臓専門とか、肝臓のほうとかね。心臓専門の中にも、心臓の血管の心筋梗塞などの専門グループや弁膜症など弁が悪くなって弁を入れ替える手術を得意とするグループとかいくつかあるから、やっぱりそこに配属されたらそれの専門家になります。

  ただ、現在は卒業後2年間、ひと通り全部の科を回る制度になっています。2年かけていろいろな科を回り、どの科に進もうかを決めることができます。

――先生は開業医になると、決めていらしたのですか?

 決めていたわけではないですが、親が開業医だったのでイメージはできていました。病院に出て臨床をするつもりでいたのに、大学で基礎研究をやってみたら意外に面白くて。

 その結果、予定より長く大学にいることになりました。というのも糖尿病は特に、基礎研究と日ごろの臨床がオーバーラップすることが多いので、基礎研究を続けながら臨床をしやすかったからです。  

――先日、先生のクリニックに取材に伺ったうちのスタッフが、「大変な賑わいだった」と言っていました。賑わいって、適切な表現かどうかわかりませんが。看護師の方たちのご対応も素敵で、「糖尿病にかかったら、絶対にふくだ内科クリニックに行く!」と。

 数年前から、予約制に変更しましたので、現在は混み合うことはないと思います。僕とスタッフとの関係はとても良好なので、それが院内の雰囲気を良くしているのでしょうね。スタッフ同士はプライベートでも仲良くしているみたいです。僕はあまり知らないけど(笑)。

――クリニックが賑わうのもすべて、先生のお人柄でしょうね。先生のように、「あたたかくて頼りになる街のお医者さん」に出会うのは本当に大変な時代になりました。大学病院は、テレビドラマでヒットした『白い巨塔』のようなイメージも根強いですしね。実際、お医者さんの世界とは、今でもあのように権力闘争とか激しいのですか?

 普通は、のちに社長になる人でも大学卒業したら始めは新入社員、軍隊でいったら2等兵から始まるわけで、これで社会にもまれるわけやけども、僕ら医者は卒業したら、すぐ先生なんです。正直、世間にもまれる機会がほとんどないんですよ。だから人生勉強に欠けるところがある。

 そういえば、『白衣を脱いだらみな奇人』という医者についての本が出ていましたね。こないだは、「ゴルフ場でも医者は嫌われる」と誰かに聞きましたわ。大会社の社長ともなるとそれなりに苦労して生きてきているから、人付き合いの節度とかわかってはるけど、医者はわがままが多いらしいよ(苦笑)。開業医はとくに「お山の大将」になりやすい環境だと思います。

 でもまあ、最近は患者サービスや愛想もよくしないと過当競争を勝ちぬけないからか、若い先生はまともな人が増えているかな。

――ふくだクリニックの昔のHPは、早くから糖尿病や肥満の原因・検査・合併症・治療について最新の情報が網羅されていて、充実していましたね。

 まだ病院に務めていたころに自分で作りはじめたのだけど、もともと病院の宣伝ではなくて、患者さんに糖尿病を啓発する目的でスタートしました。糖尿病に関する情報をいち早く発信しようということで。ソースから全部僕が作ったんですよ〜。糖尿病のHPを立ち上げたのは、日本で一番早かったんじゃないかなぁ。

 おかげさまでかなり好評で、HPを見て来院する新患はとても多いです。たとえば転勤で大阪に来ている患者さんに関していえば、HPを見てきた人がかなりの割合を占めますね。今のHPはプロが作ったもので整然としましたが。

前へ≪    ≫次へ

福田正博さん│編集プロダクション ホームページ制作│ユンブル
↑日本臨床内科医会・常任理事、中間法人・大阪府内科医会・会長、社団法人・大阪市淀川区医師会・理事、全国臨床糖尿病医会・理事、大阪臨床糖尿病医会・世話人、日本糖尿病学会近畿地方会・評議員、糖尿病教育資源共有機構・評議員、日本病態栄養学会・評議員…とたくさんの肩書きをお持ちです。
ウォーキングで四国お遍路巡り│編集プロダクション ホームページ制作│ユンブル
↑福田先生監修の、「ウォーキングで四国お遍路巡り」。携帯電話で「ふくだ内科クリニック」の携帯サイトに登録し、歩いた距離を携帯メールで送ると、どこまで歩いたのかや、消費カロリーなどがわかる。定期的に先生から、応援メールも届く。

●携帯電話から下記へ空メールを送ると登録、利用は無料!
→ fukuda.m@f-dr.jp へメールを送ろう。

メタボリックシンドロームの診断基準│編集プロダクション ホームページ制作│ユンブル

メタボリックシンドロームの診断基準とは?!

(1)必須条件
腹囲(おへそ周囲のいちばん太い部分)が、男性85はcm以上、女性は90cm以上ある。
これは内臓脂肪面積が100平方センチメートル以上になり、動脈硬化が進みやすいという研究結果から決められた。
(2)上記に加え、以下のうち2項目を満たすことで診断
●中性脂肪値150mg/dl以上またはHDLコレステロール値40mg/dl未満、
●高血圧(最高130mmHg以上・最低85mmHg以上)
●高血糖(空腹時血糖110mg/dl以上)

通常、血糖126mg/dl以上を糖尿病、血圧 140/90mmHg以上を高血圧として治療を開始するが、メタボリックシンドロームの基準はこれより低めになっている。ようするに、今までの基準より軽い異常でも動脈硬化は進みやすいので、早めに気をつけましょうということ。
メタボリックシンドロームと診断されたら、糖尿病、高血圧、高脂血症などに要注意! それぞれの病気は連動しているから、各病気の水面下にある大きな内臓脂肪の塊をしっかりとることが必要!
――ふくだ内科クリニックのHPから要約



↓「こんなのもあるんですよ」と福田先生。メタボリック・シンドロームということばなどまったくなかった1970年に発表?された、ハーバード大学のジーン・マイヤー博士の説とか。

「気楽な未亡人になりたい人のための亭主を早死にさせる十箇条」(Jean・Mayar,1970)

1.夫をうんと肥らせましょう。25kgで10年早く自由を手にできます。
2.酒はしっかり飲ませましょう。こってりしたおつまみもお忘れなく。
3.夫はいつも座らせておきましょう。散歩に行こうなどと言いだしたら、楽しみにしているテレビがもうじき始まりますよと教えてあげましょう。水泳やテニスを始めると言ったら、いい歳をしてと冷やかしましょう。
4.霜ふり肉のような飽和脂肪を腹いっぱい食べさせましょう。毎日、卵を3つ食べさせましょう。
5.塩からい食べ物に慣れさせなさい。
6.コーヒーをがぶがぶ飲ませましょう。
7.タバコをすすめましょう。タバコは未亡人志願者の最良の味方です。
8.夜ふかしさせなさい。過労と睡眠不足で夫は早くあの世へ行くでしょう。
9.休暇旅行に行かせてはいけません。
10.終始文句を言いましょう。お金や子供のことがいいでしょう。夫は深酒そして睡眠不足になります。



このページTOPへ

編集プロダクション ホームページ制作 Webライティング 広報代行 ニュースリリース制作│ユンブル 東京・大阪
このサイトの記事・写真・イラスト等の無断転載、使用を禁じます。Contents by YUMBLE. Copyright YUMBLE.co.ltd.All Right Reserved.