弊社代表・朝日奈ゆかの著書『これが東大生・京大生の部屋だ!』(扶桑社 1500円・税抜)が、中国語の「繁体字」に翻訳され、台湾、香港、マカオなどのエリアで出版されました。
そのタイトルは、『考上第一志願的房間』(訳・謝佳玲 智富出版有限公司)。
台湾の出版社・智富出版有限公司から出版元の扶桑社に申し込みがあり、実現した次第です。
↑『考上第一志願的房間』のカバー
繁体字とは、「中国語の漢字において、系統的な簡略化を経ていない筆画が多い字体」を指し、台湾、香港、マカオなどで使用される言葉だそうです。
朝日奈の名前が、漢字で「由華」になっていますが、これは出版社側から「漢字を作ってほしい」という要望でこの本用に作ったものです。本名は日本版の「ゆか」です。
台湾の大手インターネット書店・博客來網路書店でも、『考上第一志願的房間』が販売されています。
東京大学では、アジア圏からの留学生数は約82%の2,538人(全3,090人、平成25年11月1日現在)を占めるそうで、注目度の高さがうかがえます。(京都大学は未発表)
本書内に登場の李琳(り・りん)さんもその一人。中国・藩陽市から来た、工学部電子情報学科(取材時3年)に通う留学生でした。翻訳版のカバーの真ん中、笑顔の女性が李さんです。
↑『これが東大生・京大生の部屋だ!』中国語版より。李琳さんの部屋を紹介するページ(クリックで拡大)
ひとり暮らしの部屋を案内してくれた李さんは、「大学時代は、ひとり暮らしを始める最高のチャンス。自由な時間が長くなるし、毎日の時間配分、お金の管理などいろいろな面で勉強になります」(同書より抜粋)と語ります。
また、「私の場合は将来、電子工学の研究者になりたいと思い、そこから大学や学部を逆算で決めました。東大に入ることより、入って何を勉強して将来どうするのかが大事。目標があれば勉強に集中できますよ」(同上)と受験生必見のアドバイスも。
本文デザインは日本版からの流用ですが、カバーデザインは台湾の出版社が独自で制作されています。校正がぽんと届いたとき、「あ、李さん、カバーまわりに露出が多い!」と我々も注目していました。
『これが東大生・京大生の部屋だ!』には、現役の東大生、京大生の合計25組31名が出演、部屋のすみずみから家賃、仕送り、奨学金、親の職業、受験ドラマを見せてくれています。
全国の図書館でもけっこう置いていただいており、好評だと聞いております。ぜひご一読ください。
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