小さなできごとにも
創造の世界が広がる日々
―ファンが知りたいことのひとつに、ウマカケバさんの「創作の発想の素」 があると思います。今回のテーマ「ドーナツのゆめ。」 の発想はどこから来たのでしょうか?
最近は、昔ほど音楽も読書も貪欲に得ようとする意識が薄れ、昔から聴いている音楽を聴いたり、読んだ本を読み返したりしています。わたしは足りないことだらけの劣等感の塊なのですが「それがわたしなんだよね」と思うようになりました。
その分、そんな自分を楽しみながら、自分から湧いてくるものに集中しようとしているのかもしれません。
もちろん、アウトプットだけでは空になる恐れもあるので、たまのインプットはどんなカタチでもよく、「気分転換」さえできれば十分なインプットとなっているようです。
しかし、まず「結婚した」ことで、ライフスタイルもメンタル面でも、大きな変化があったわけですから、一日中家を出ないで過ごしていても、毎日が今までになかったライフスタイルで、小さなできごとに創造の世界は広がりをもち、おやつのドーナツを食べる瞬間にさえ、日々、飽きることなく、過ごしています。
―ウマカケバさんは、スイーツ、特にドーナツ好きと聞いていますが、ドーナツを食べながら発想が浮かんだのですか? どんなタイミングで、ドーナツと作品が結びついたのですか?
ドーナツ好きが、おいしさを求めることは当然のことですが、まずは、やはり、「この形状にある」ようです(笑)。「ドーナツの穴の向こう」「穴から見える宇宙」「ドーナツの浮き輪」 などなど……。
―これまで芦屋の個展に足しげく通ってくれた関西のウマさんファンにメッセージはありますか。
はじめてのウマ展に、ふらっとデートで訪れてくださったカップルが、毎年、ウマ展に来られ、結婚された年、お子さんが出来た年、ひとりめ、ふたりめ、と、ウマ展の10年と同じ歩みで、結婚10年目を迎えられたというご家族がいました。
毎年一人で来て、作品のある空間をずっと楽しんでメッセージブックにたくさんの想いを描き込んで帰って行く中学生の女の子もいました。
あの会場ならではの空気感がとても心地よく、好きでした。芦屋での10年間は、わたしのかけがえのない宝物です。
みなさんからのメッセージが、わたしの勇気となって、東京展への一歩となりました。本当に、感謝しています! がんばります! ありがとうございます。
この展覧会では、額装作品のほか、ポストカードや展覧会限定Tシャツも展示、販売されます。より身近な場面でウマキャラを楽しむことが出来るのもうれしいかぎりです。
かわいらしさのなかにもパワーあふれるウマカケバさんのイラスト。にっこり笑顔だけでなくクルクル変わる表情の中で、いつもどこかで笑顔のキャラから、元気とハッピーをもらうことができます。
一枚の絵に広がる世界に、気がつけば入り込んで遊んでいるワタシ――。ウマカケバ・ワールド全開の「ウマクカケバ ウマクイク展2010」です。
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