―西山さんの発想はどこから湧いてくるのですか。締め切りが迫っているのにアイデアが湧かない時はどうされますか。
行く。見つめる。触れる。もの思う。考える。しゃべる。本を読む。
そういう過程の中で生まれてくるような気がします。
アイデアが湧かないことはありませんが、締め切りにはたいてい遅れます(笑)。
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奈良公園から無料で入れる地下1階のミュージアムショップ。 カフェもある。"天上天下唯我独尊スタンプ"、"奈良博定規"など「笑えるグッズ」は
たいてい西山さんの企画とか
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―こんなイベントをやってみたいという企画はありますか。
24時間ぶっ通しのサバイバル講演会です。眠ってしまった人は強制退場。 もちろん講師も例外ではありません(笑)。誰かホントに企画してくれませんか。
24時間が無理なら、12時間でもいいんですけど‥。
少し先ですが、2010年が平城遷都1300年の記念の年にあたるので、これで決まり!という
最高の展覧会をやってみたいです。
―オフはどのように過ごされていますか? ご趣味は?
お芝居を観る。映画を観る。自然の中を歩く。子どもと遊ぶ。本を読む。飲む。しゃべる。歌う。人を笑わせる。
といったところでしょうか。囲碁・将棋のTV番組を寝ころんで観るのも好きです。
根っからの趣味人なので、「ご趣味は?」と聞かれるとかえって困りますが、そう言えば、連珠(れんじゅ)のもと名人です。
連珠は日本ではマイナーなゲームですが、世界選手権や国際大会も行われていて、海外では盛んになっています。
私が入門してから名人になるまでの艱難辛苦の物語が、「夕刊フジ」に3ヶ月にわたって連載されたこともあります。その頃は、京都の夜の世界でも、「名人!」と声を掛けられました。
―ご自分をどのような人間だと思っておられますか。
「詩を書かない詩人」と言われたことがあります。美しい言葉、美しい音楽、美しい女性。 それがないと生きられない。ホントです(笑)。でもまっ先に「言葉」が来るのは、 私が「言葉の国の住人」だからでしょうか。
―本日はありがとうございました。
こちらこそ楽しかったです。今度は奈良国立博物館で、また遊びましょう!
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